卸の値段で真珠が買える店　神戸の真珠屋さん！

兵庫県神戸市出身　神戸の真珠屋さんが運営する株式会社パールステーションも同市にある。
真珠と神戸は深い関係に有ると言うことを知らずに、高校を出て神戸市中央区の卸メーカーとして
全国の真珠を手掛ける会社に入社。この時はじめて全国の真珠は神戸から発信していることを 知らされる。
当時は真珠は伊勢志摩と言うイメージを持っていましたが、伊勢志摩は養殖場が盛んな場所であり、
真珠を加工する場所は神戸ということでした。

入社した会社では真珠のきほんの「き」から学び、知らずのうちに真珠のとりこになっていました。
勿論、卸メーカーの会社に勤めていたわけですから、お客様のほとんどは、業者さんばかりでした。

業者さんのために毎日毎日、１粒１粒真珠を３６０度見つめて選別し、業者さんに卸販売していました。
また業者さんから、いずれかは一般の消費者様のお手元に届き喜んでいただけているんだ！と思い、
加工職人として １５年以上、地味な作業を繰り返し繰り返しひたすら、加工していた自分が懐かしく感じます。

日本のアコヤ本真珠を機械の力を利用せずに、人の目と指先と見極めるセンスにて選別を行い勉強し、その選別量は、１日あたり平均【１万５千個】の珠を
選別しておりました。色んな真珠を見極めてきたという経験は金銭に換えることの出来ない財産になっています。
沢山の真珠を見れば見るほど真珠の事を見極める事が出来るのは言うまでもありません。


そのうち私もこう考えるようになってきたのです。業者さんに「ありがとう！」と言われて喜んでいただけるために
頑張って加工し、いづれエンドユーザーさま（お客様）に喜んでいただいていること想像していました。

しかし残念ながら、どうやら違う現状と遭遇してしまうのです。

私は、加工メーカーからお客様のお手元に届くまでの流通ルートのなかの何処かで、
お客様に喜んでいただけるような商売というスタイルが何処か狂っていることに気づいたのです。

今現在、市場では「自分だけよければいい」「自分だけ幸せになったらいい」　そんな業者さんが潜んでいるのではないか！？
いくら私たち加工メーカーが真面目に真面目に作り上げた製品を、最後お客様の手元に届き喜んでいただけるお客様を想像しながら、
職人達は夢見ながら加工していても現状はそうではないのだと言うことに気づいたのです。

１つ例をとってみましょう！
花珠というネックレスが有りますが本来なら全国の養殖場からとれた真珠から数少ない
最高品質の真珠が選ばれ、そこからネックレスの端から端までの色目と大きさなどが
綺麗に揃い、選び抜かれた真珠が花珠と呼ばれるのです。

しかし、今はどこの販売先で見ても花珠・花珠と売られていること自体つじつまの合わない現象になっているのです。お客様からお金を頂き、
要望に添った商品を販売するという、この当たり前の仕組みが昔から有る本当の商売というものです。 しかし、今現状では、無知なお客様を利用して販売業者が
甘い汁を吸っているということについて　また、これを食い止めることも出来ず私は居てもたってもいれなくなり、私だけでも世の中のお客様にどれだけ本当の真珠を
提供できるか分かりませんが、本物という宝石を提供しようと考え、加工販売メーカーが直接、エンドユーザーさまの（お客様）に良いものをより安く提供していこうと
考えたわけです。

私は今までお世話になり、勤めていました社長とお話しをして、独立ということに納得していただき、今に至ります。
産まれも育ちも神戸　神戸と真珠の深い関係で技術も磨かれたセンスも真珠に対する思いも、すべてこの神戸で養いました。
だから、【神戸の真珠屋さん】という看板を上げ恥じること無く本物の真珠を世の中に、一人でも多くの女性に真珠を提供し、
全ての女性に綺麗を届けることを　私は強く持ち続けているのです。